クレジットカードのショッピング枠を現金化するビジネスは今すぐにお金を必要とする方が一時的に現金を用立てる方法としてクレジットカードで買い物をし即日でお金を工面することができますが、結局は手にすることができる現金よりも多くのクレジットカード決済を行うことになるため利用者は負担を背負うことになります。
そのため2011年にはキャッシュバック方式のクレジットカード現金化を行っていた業者は現金化行為が実質的な高金利での金銭の貸付を行っていたとして
- 出資法違反
- 貸金業法違反
というヤミ金融と同様の犯罪として逮捕されました。
この事例は現金化業者が犯罪を行ったというニュースですが、実はクレジットカードのショッピング枠を現金化した利用者も法律違反ではありませんが、クレジットカード会社の利用規約に反する行為であり
- クレジットカードの利用停止
- 会員の強制退会
- 残債の一括請求
といった厳しい処分が下される可能性があるのです。
つまりクレジットカード会社は現金化業者に対してではなくクレジットカード会員に現金化目的での使用を禁じていることになります。
これはクレジットカード現金化だけに限らず携帯キャリア決済現金化も同様といえるでしょう。
携帯電話を大手キャリアの店舗で契約する際にはプランやオプション等の説明はありますが、詳細な規約内容については同意するだけで内容を把握することなく契約に至っているのではないでしょうか?
実は大手携帯キャリア3社のキャリア決済サービスも同じように利用規約によって現金化目的での使用は禁止されているのです。
従って、キャリア決済を換金目的で使用することによって利用規約違反となり、携帯キャリアとの契約が強制的に解約される可能性もあるでしょう。
それ以前に携帯キャリア決済はクレジットカードのように幅広く決済が可能という訳ではなくキャリア決済が可能なサイトは限られています。
そのため携帯キャリアが現金化目的で購入されている商品を規制することによってキャリア決済現金化が制限されることは間違いありません。
この携帯キャリア決済現金化排除の動きはすでに開始されているのです。
2017年には携帯決済でのamazonギフト券販売中止
携帯キャリア決済の現金化というのは原則的にクレジットカードのショッピング枠現金化と同じように「キャリア決済で購入した商品の換金」によって現金化されることになります。
カードでお金の看板のある店舗ではクレジットカード決済で購入した新幹線の回数券を買い取ることによって現金化する方法が定番となっておりますが、もちろんキャリア決済では新幹線の回数券を購入することはできません。
そのため
- 携帯キャリア決済で購入が可能
- 換金性の高い商品
- 現金化することができる場所が存在する
といったような携帯キャリア決済現金化の条件を満たす商品の中でもっとも適しているとされたのが国内最大手のショッピングサイトAmazonで買い物ができるamazonギフト券なのです。
このamazonギフト券での携帯決済現金化の流れは
- PINCOMやAmazonで携帯決済でEメールタイプのamazonギフト券を購入
- amazonギフト券買取サイトに申し込み
- Eメールタイプのギフト券をメールで転送
- 買取代金が銀行口座に振り込まれる
といったとてもシンプルな手続きで手軽にキャリア決済を現金化することができました。
しかしこの携帯キャリア決済の現金化がamazonギフト券に集中したことから
- 2017年9月25日よりPINCOMでアマゾンギフト券販売中止
- 2017年10月31日よりAmazonで携帯決済によるamazonギフト券販売中止
となり現在でも携帯キャリア決済でamazonギフト券を購入することはできません。
これは現金化目的で購入されるamazonギフト券を携帯キャリアによって制限されたことになります。
その後はamazonギフト券から各携帯キャリアで販売されている
- iTunesギフトカード
- Google Playギフト
といったスマホのアプリ購入や課金に使用できるデジタルコードによって携帯決済現金化は行われるようになりました。
全携帯キャリア及びPINCOMでiTunesなどのデジタルコード販売中止
携帯決済現金化ユーザーの大半は常にお金を必要としている方であり、毎月必ずキャリア決済でiTunesギフトコードを購入し換金しています。
たとえamazonギフト券が購入できなくなっても買取率の低くなるiTunesギフトによって現金化は続けられておりました。
当然ながら大手携帯キャリアは現金化ユーザーがamazonギフト券からiTunesギフトに鞍替えしていることは承知しているでしょう。
そして2018年2月についに全ての携帯キャリア及びPINCOMでのキャリア決済で購入可能なデジタルコードは全て販売中止となりました。
WebMoney PINCOM
ドコモ iTunesギフトカード
【App Store & iTunes ギフトカード等の販売について】
2018年2月3日(土曜)午後3時3分より、「App Store & iTunes ギフトカード」、「Apple Music ギフトカード」の販売を一時停止させていただきます。
※再開時期については未定となっております。
ご不便をお掛けして申し訳ございませんが、何卒ご了承のほど宜しくお願いいたします。
ソフトバンク iTunesギフトカード
2018年2月6日(火)午後8時00分より、「App Store & iTunes ギフトカード」、「Apple Music ギフトカード」の販売を一時停止させていただきます。
※再開時期については未定となっております。
お客さまにはご不便をお掛けして申し訳ございませんが、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。
auオンラインショップデジタルコード
2018年2月7日(水)午後12時00分より
- 「App Store & iTunes ギフトカード」
- 「Apple Music ギフトカード」
- 「Google Play? ギフトコード」
- 「ニンテンドープリペイド番号」
- 「プレイステーション ストアチケット」
の販売を一時停止させていただきます。
※再開時期については未定となっております。
ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。
デジタルコードの販売中止により携帯キャリア決済現金化はなくなるのか?
amazonギフト券に続き携帯キャリア3社で販売されていたiTunesギフトカードやGoogle Playギフトの販売が相次いで中止されました。
この影響によって携帯キャリア決済で換金することが可能なデジタルコードを購入することができるサイトはなくなり現金化することはできない状況といえるでしょう。
もしこのタイミングで完全に携帯キャリア決済現金化ができなくなれば、携帯電話料金が支払えない方が続出することは間違いありません。
では、もう携帯キャリア決済現金化の時代は過去のものとなってしまったのでしょうか?
各キャリアの発行しているプリペイドカードでamazonギフト券を購入する方法
今回の大手携帯キャリアによる現金化防止はキャリアで販売されていたデジタルコードの販売中止となります。
確かにキャリア決済によってオンラインショップで販売されるiTunesギフトカードを購入し現金化されていました。
しかしながらキャリア決済は各キャリアの発行するプリペイドカードにチャージすることができ、そのプリペイドカードは普通のクレジットカードのように買い物の支払いに使用することができるのです。
- ドコモ dカードプリペイド
- au auWALLETプリペイドカード
- ソフトバンク ソフトバンクカード
したがってこのキャリアのプリペイドカードに携帯キャリア決済でチャージしamazonギフト券を購入すればこれまでのように現金化することは可能なのです。
ただプリペイドカードは申し込みをしてから自宅に到着するまで数週間かかるためすぐに発行されるわけではありません。
もし今後携帯キャリア決済の現金化を利用したい方はキャリアのプリペイドカードの申し込みをしておきましょう。
バンドルカードのアプリでamazonギフト券を購入する方法
携帯キャリア決済の現金化はキャリア決済でデジタルコードを購入できなくなったことにより、プリペイドカードにチャージし従来のamazonギフト券を購入する現金化方法しかなくなりました。
各携帯キャリアのプリペイドカードは確かに効果的ですが、今すぐに携帯決済を現金化することはできません。
しかしスマホのアプリとなるバンドルカードというVISAのプリペイドカードなら即日現金化することが可能です。
このバンドルカードはリアルカードもありますが、アプリを起動すればカード番号や有効期限などが表示されるバーチャルカードもあります。
つまり携帯決済を即日現金化するためには
- バンドルカードのアプリをインストール
- 携帯決済によってバンドルカードにチャージ
- アプリで表示されるカード情報をamazonのアカウントに登録
- amazonギフト券のEメールタイプをバンドルカード決済で購入
- amazonギフト券のメールを買取業者で現金化
といった流れで携帯決済を即日現金化することができるのです。