商品売買を装い高金利で貸し付けをした現金化業者逮捕

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あうんの呼吸でカードを使って現金化を行っていた老舗業者

カードでお金上野の老舗現金化業者

2016年3月3日の各メディアが報じたニュースによると

東京の繁華街上野の雑居ビル内でバッグや洋服の販売を行っていた業者が、実質的な高金利な貸付をしていたとして出資法違反の疑いで逮捕されました。

 

この容疑者らは実際に商品を販売しているように装い、クレジットカード決済で商品を購入させ別の買取専門の店舗で買い取るという商品売買を偽装した高金利融資と判断され逮捕されたのです。

 

この現金化業者は2006年頃から10年近く店舗営業を続けていた老舗の業者で、およそ2億1,000万円の不法な利益を得ていたということです。

 

クレジットカードは本来、買い物をする代金をユーザーの信用によって立て替え払いをするためのものです。
この仕組みを利用してお金を工面することができるのが「カードでお金」のショッピング枠現金化サービスです。

 

このクレジットカードのショッピング枠現金化は10年以上前から行われており、現金が必要になった時に一時的にお金を工面することができる裏技的な方法として現在でも多くの方がショッピング枠を現金化しています。

 

数年前までのクレジットカード現金化は家電製品やブランド品など容易にクレジットカードで購入することができ、それなりの金額の商品でリサイクルショップなどで買い取る価値のある商品が使用されていました。

 

この方法でも確かにショッピング枠を換金することは可能なのですが現在の方法と比較すると換金率は低く手間のかかる方法でした。

 

現在のクレジットカードのショッピング枠現金化の手法としてはキャッシュバック特典付き商品の販売が主流となっています。
このキャッシュバックによる現金化というのはほとんど無価値のビー玉やおもちゃの指輪などを商品として、それにクレジットカード決済する金額の80%程度がキャッシュバックされる特典が付くという方法です。

 

この現金化方法は景品表示法に基づいた違法性のない現金化として多くの業者がキャッシュバックを採用しておりますが、正論から言いますと価値のない商品を高額決済で購入する行為は不自然としか言えません。

 

キャッシュバックを行うすべての現金化業者が違法とまでは言い切れませんが、大半の業者は社会的な立場のない存在のようにも感じられます。

 

そいった点を考慮しますとクレジットカードで購入した商品を換金する買取型の現金化方法は法律的にも問題のない方法となりますが、今回、摘発された現金化業者は買取型の方法でした。


商品買取でのクレジットカード現金化でも違法

商品買取でのクレジットカード現金化

これまでクレジットカード現金化の方法の認識として

  • キャッシュバック付き商品を購入する現金化は違法
  • 商品買取でのクレジットカード現金化は安全

とされていましたが商品買取での現金化業者もキャッシュバック同様、実質的な高金利融資として検挙されました。

 

そうなりますとクレジットカードのショッピング枠現金化を業務とする業者はすべてヤミ金融のようにも聞こえてきます。

 

この逮捕された現金化業者も商品を販売し買い取っているだけなので違法性はないと思っていたのではないでしょうか。

 

この換金方法というのはパチンコ店で行われている三点方式での現金化になります。パチンコの出玉を景品に交換することができます。その景品を買取する建前上パチンコ店とは無関係の景品交換所で換金することができます。

 

現行法では民間による賭博は違法行為というのは誰もが知っていることだと思いますが、パチンコ店はこの三点方式により実質的に換金することができ違法性を黙認されているのです。

 

今回、摘発された業者もこの方法で商品を買い取り現金化していました。クレジットカード決済にて商品を販売しているお店と商品を買い取るお店の関係が発覚すれば正規の商品売買取引にはならず実質的な出資法が適用されるということです。


上野の現金化業者天商の実態

カードでお金天商逮捕

東京の台東区上野という地域は普段から観光地として旅行客や修学旅行の学生などで賑わっています。

 

JR上野駅から御徒町駅にかけて「アメ横」と呼ばれる飲食店や洋服屋が数多く立ち並ぶ独特な雰囲気を持つ繁華街があります。

 

今回、逮捕された現金化業者「天商」はこのアメ横のセンタービルで10年間営業をしていました。

 

センタービル横には赤い大きな看板で「あうんの呼吸でカードを使って現金化」とあり集客を行っていました。

 

この『あうんの呼吸で現金化』というのはクレジットカード決済で購入した商品を買い取るという意味だったのです。

 

実際にセンタービルの中を歩いたことがあるのですが、多くのお店が軒を連ねるなかどう見ても商売っ気のないお店が1階の入り口付近にありました。

 

外の看板にはカードでお金のお店であることは理解できますが、どこにあるのかは記載されておらず不透明な感じがしたことを覚えています。

 

今、思い返して見るとあのお店がクレジットカード現金化の天商だったということに納得できました。
わずかながら商品はありましたが誰が見ても購買意欲のわかないモノばかり。
これをクレジットカードで購入させ現金化していたということです。

 

確かに販売するお店と買取のお店の関係が発覚すれば商品の売買を装った高利貸しと判断されてもおかしくはありません。

 

キャッシュバックではありませんがこの天商の現金化方法も違法行為ということになるでしょう。

 

では、天商があったセンタービルから御徒町方面に進んだ線路の反対側には都内で数店舗構える『新和チケット』という現金化業者が入るビルがあります。

 

新和チケットも商品買取でのクレジットカード現金化サービスを提供しているお店ですが現段階ではこちらには違法性はないとされています。

 

新和チケットでもクレジットカードで購入した商品の買取りによる現金化なのですが、新和チケットが販売したものではありません。

 

新和チケット上野店では歩いて30秒ほどのところにあるJR御徒町駅のみどりの窓口で購入した『新幹線の回数券』の換金をしているのです。

 

これはよくあるチケットショップや古本屋などと同じ業務内容となっており、法律に違反することはありません。

 

この2つの現金化業者の大きな違いはクレジットカード決済をどこで行うかが争点となっています。過去に逮捕されたキャッシュバックでの現金化も自社のECサイトによる決済となります。

 

したがってクレジットカード決済を行った業者が現金を渡すとどんな形にしろ取引を装った融資と判断されることが今回の件でわかりました。

 

結局のところクレジット決済し送金する行為は融資となりキャッシュバックや買取名目と謳ったしても装ったと解釈されるということです。

 

結論として現在営業中のほとんどの現金化業者は違法と判断される可能性があるということになり、今後キャッシュバックによる現金化は減少していくと予想されます。

 

この天商が逮捕された事例というのはそういった意味合いを持つ警察側の戦略だということが強いでしょう。


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